陰嚢湿疹の症状
陰嚢湿疹は、男性の睾丸を包み込んでいる陰嚢に、慢性的な痒みが生じる皮膚疾患です。
詳しい原因は解明されていませんが、アレルギー疾患(免疫疾患)、前立腺や精管の炎症、排尿障害などが原因であると考えられています。
強い痒みから陰嚢を何度も掻き毟る事で、陰嚢の皮膚が傷付いたり皮がめくれるため、ヒリヒリとした痛みが生じるようになったり、ひどくなるとジュクジュクした状態になる事もあります。
肛門が痒くなる事もあり、女性の場合は外陰部が痒くなるため、陰部湿疹または陰部掻痒症と言う場合もあります。
また、掻けば掻くほど痒みが増す特徴があり、特に入浴後や寝ている間など、皮膚が温かくなると痒みが強くなります。
何度も掻いているうちに皮膚が厚く硬くなっていくため、かさぶたや皮がボロボロと剥がれ落ちるようになる事もあります。